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日本呼吸器学会英文誌 Respiratory Investigation
日本呼吸器学会誌 増刊号 学術講演会プログラム 抄録集

書誌情報

症例

オシメルチニブ投与中にB型肝炎ウイルス再活性化を生じた1例

森田芽生子 大山 吉幸 中村 匠吾 森  利枝 池田 政輝 草ヶ谷英樹 

静岡済生会総合病院呼吸器内科

要旨

症例は79歳,女性.切除不能epidermal growth factor receptor(EGFR)exon 19欠失変異陽性肺腺癌と診断され,同時にB型肝炎ウイルス(hepatitis B virus:HBV)非活動性キャリアと判明した.消化器内科紹介後,核酸アナログ製剤の予防投与は行わずにオシメルチニブ(osimertinib)を開始した.治療開始8ヶ月後に全身倦怠感が出現し,肝機能障害で緊急入院した.HBV再活性化と診断され,エンテカビル(entecavir)を開始し,改善した.EGFRチロシンキナーゼ阻害薬投与中のHBV再活性化は稀であり,報告する.

キーワード

肺癌 EGFRチロシンキナーゼ阻害薬 オシメルチニブ B型肝炎ウイルス再活性化 

Received 25 Mar 2021 / Accepted 14 Jun 2021
大山 吉幸
〒422–8527 静岡県静岡市駿河区小鹿1–1–1
静岡済生会総合病院呼吸器内科

日呼吸誌, 10(5): 388-392, 2021

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