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書誌情報

総説

肥満を有する成人喘息患者の病態と治療への展望

党  雅子a 黨  康夫b 

a獨協医科大学埼玉医療センター臨床検査部
b同愛記念病院アレルギー呼吸器科

要旨

肥満は,気管支喘息の発症と重症化に寄与していることが明らかになってきた.しかし,その機序は十分には解明されていない.少なくとも,その機序は単一ではなく,個々の患者ごとに多様である可能性がある.最近,肥満を有する気管支喘息患者のなかにもいくつかのフェノタイプがあることが報告された.また日本人では,西洋人と比較してより低いBMIでも喘息が肥満関連因子によって修飾されることが判明した.肥満を有する喘息患者の治療にあたっては,その病態の多様性と人種差を考慮し個別の治療を検討していくことが重要であろう.

キーワード

肥満 気管支喘息 重症喘息 フェノタイプ 人種差 

Received 16 May 2019 / Accepted 16 Jul 2019
党 雅子
〒343–8555 埼玉県越谷市南越谷2–1–50
獨協医科大学埼玉医療センター臨床検査部

日呼吸誌, 8(6): 365-374, 2019

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