一般社団法人日本呼吸器学会 公式サイト
ScholarOne Manuscripts
日本呼吸器学会英文誌 Respiratory Investigation
日本呼吸器学会誌 増刊号 学術講演会プログラム 抄録集 検索用
日本呼吸器学会誌 増刊号 学術講演会プログラム 抄録集 全文PDF

書誌情報

原著

非小細胞肺癌の診断後,抗癌療法が実施できず緩和療法を行った患者の検討

佐藤奈穂子 竹田雄一郎 正木 晴奈 勝屋 友畿 千野  遥 石井  聡 仲   剛 飯倉 元保 放生 雅章 杉山 温人 

国立国際医療研究センター病院呼吸器内科

要旨

非小細胞肺癌診断後に抗癌治療ができずbest supportive care(BSC)となった患者の調査と緩和病棟転院(緩和転院)の指標を探索した.2004年11月~2012年12月に初回からBSCとなった75人を後方視調査した.転帰は在院死32.0%,緩和転院20.0%,在宅医療48.0%で,各生存期間中央値は24日,67日,218日であった.緩和転院の指標のため,その中央値(67日)以下の生存に関係する因子を多変量解析で同定すると低アルブミン値と低ヘモグロビン値が関係していた.

キーワード

非小細胞肺癌 緩和ケア病棟転院 Best supportive care 終末期医療 

Received 28 Apr 2014 / Accepted 16 Sep 2014
連絡先:竹田 雄一郎
〒162-0052 東京都新宿区戸山1-21-1
国立国際医療研究センター病院呼吸器内科

日呼吸誌, 4(1): 59-65, 2015

Google Scholar著者名・キーワードは「Google Scholar™ 学術文献検索」の検索結果へリンクしています.