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日本呼吸器学会誌 増刊号 学術講演会プログラム 抄録集 全文PDF

書誌情報

原著

特定健診を用いた慢性閉塞性肺疾患(COPD)検診の試み

安藤 守秀a,b 

a大垣市民病院呼吸器内科
b西濃地区COPD対策委員会

要旨

我々は2012年度より,大垣市で慢性閉塞性肺疾患(COPD)質問票(IPAG)とスパイロメトリーを組み合わせたCOPD検診を特定健診に組み入れた.2012年度の受診者は7,547名(受診率25.6%)で女性が多く60歳以上が大半を占めた.一次検診は70.1%がIPAG上COPD疑いで,65歳以上では喫煙歴に関係なく90%以上がCOPD疑いとなった.二次検査として712件のスパイロメトリーが行われ,137名がCOPDと判定された.この形式のCOPD検診は,既存の医療資源を利用して無理なく実施可能なものであることが示された.

キーワード

慢性閉塞性肺疾患 早期発見 検診システム スパイロメトリー 

Received 9 Jul 2014 / Accepted 1 Sep 2014
連絡先:安藤 守秀
〒503-802 岐阜県大垣市南頬町4-86
大垣市民病院呼吸器内科

日呼吸誌, 4(1): 52-58, 2015

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