
Topics 1 侵襲的人工呼吸管理
徳島大学病院ER・災害医療診療部
気管挿管により人工呼吸管理を行う目的は,人工呼吸管理を容易にすること,誤嚥の危険性を減少させること,分泌物喀出を促進すること,上気道狭窄を改善することである.換気モードは,呼吸仕事のすべてを人工呼吸器が供給する調節換気と,患者の自発呼吸を温存し呼吸仕事の一部を補助する部分的換気補助とに大別できる.部分的換気補助は患者自発呼吸との同調性に優れ,広く用いられている.
気管挿管 呼吸仕事 部分的換気補助 患者-人工呼吸器間の同調性 ボリュームコントロール換気 プレッシャーコントロール換気 プレッシャーサポート換気 同期型間欠的強制換気 アシストコントロール換気 プロポーショナルアシスト換気 NAVA 高頻度オシレーション換気 APRV
連絡先:今中 秀光
〒770-8503 徳島市蔵本町2-50-1
徳島大学病院ER・災害医療診療部
日呼吸誌, 3(6): 741-747, 2014