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書誌情報

特集 気管支喘息診療の進歩2014

Topics 1 気管支喘息:病態理解の進歩

横山 彰仁 

高知大学医学部血液・呼吸器内科

要旨

好酸球性喘息はTh2反応に基づき生じると考えられる.このTh2反応は主としてTh2型T細胞によると考えられるが,Th2細胞が存在しなくても,新たな経路として自然免疫によるTh2反応が生じうることが明らかになっている.同じ好酸球性喘息であっても,Th2細胞によるものはステロイドに反応しやすいが,自然免疫による場合はステロイド抵抗性である.さらに,肥満やTh17に関連する非好酸球性喘息も存在する.また近年,気道炎症のみならず,気道平滑筋の収縮など機械的なストレスによっても気道のリモデリングが生じることが明らかになっている.したがって,喘息患者に対しては近年の病態理解の進歩と上記の機序に基づく臨床的フェノタイプを考慮しつつ,個別的な治療を行うことが重要である.

キーワード

好酸球性炎症 フェノタイプ メカニカルストレス リモデリング 

連絡先:横山 彰仁
〒783-8505 高知県南国市岡豊町小蓮
高知大学医学部血液・呼吸器内科

日呼吸誌, 3(2): 156-161, 2014

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