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日本呼吸器学会誌 増刊号 学術講演会プログラム 抄録集 検索用
日本呼吸器学会誌 増刊号 学術講演会プログラム 抄録集 全文PDF

書誌情報

症例

急激な経過をたどり,前縦隔に巨大腫瘤を形成したT-cell lymphoblastic lymphomaの1例

中島 和寿a,b 稲田 順也b 金原 正志b 河野 美保c 岩本 康男c 野田 昌昭d 高田 晋一e 麻奥 英毅f 

a静岡県立静岡がんセンター呼吸器内科
b広島市立広島市民病院呼吸器内科
c同 腫瘍内科
d同 内科
e同 病理部
f広島赤十字・原爆病院血液内科

要旨

症例は18歳,男性.1ヶ月前より乾性咳嗽を自覚していた.広島市民病院来院前夜に呼吸困難が出現し,明け方に症状が増強したため救急要請した.搬送中に心肺停止に至ったが,心肺蘇生により心拍再開した.CTで前縦隔に巨大な腫瘤を認め,気管がほぼ閉塞していた.頸部針生検でT細胞性リンパ芽球性リンパ腫(T-cell lymphoblastic lymphoma:T-LBL)と診断し,CHOP療法を開始した.気道狭窄は軽減し,抜管後に継続加療目的に転院した.T-LBLはしばしば致命的となりうるが,早期に診断し治療を開始することが重要であると考えられた.

キーワード

T細胞性リンパ芽球性リンパ腫 巨大前縦隔腫瘤 気道狭窄 

Received 6 Mar 2013 / Accepted 13 Jul 2013
連絡先:中島 和寿
〒411-8777 静岡県駿東郡長泉町下長窪1007番地
静岡県立静岡がんセンター呼吸器内科

日呼吸誌, 3(1): 61-64, 2014

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