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日本呼吸器学会英文誌 Respiratory Investigation
日本呼吸器学会誌 増刊号 学術講演会プログラム 抄録集

書誌情報

症例

外科的切除にて最終診断に至ったMycobacterium xenopi肺感染症の1例

土屋 典子 萩原 恵里 馬場 智尚 小松  茂 小倉 高志 

神奈川県立循環器呼吸器病センター呼吸器内科

要旨

症例は43歳,男性,健診で異常陰影を指摘され,胸部CTで右上葉に空洞病変を認め神奈川県立循環器呼吸器病センターに受診となった.胃液抗酸菌培養で陽性となりDNA-DNA hybridization(DDH)法にてMycobacterium xenopiが同定された.M. xenopi感染症として化学療法を開始,半年後の胸部CTでは空洞病変は縮小傾向だが残存,孤立病変で周囲に散布巣もなく確定診断も必要と考え,胸腔鏡下に右上葉部分切除を施行したところ,切除組織からも抗酸菌培養で陽性となりDDH法にてM. xenopiが同定された.病変が限局している場合の外科的切除は推奨されると思われ,治療方法の検討が必要とされる抗酸菌感染症である.

キーワード

Mycobacterium xenopi 非結核性抗酸菌症 抗結核薬 外科治療 

Received 2 May 2012 / Accepted 20 Jul 2012
連絡先:土屋 典子
〒236-8651 神奈川県横浜市金沢区富岡東6-16-1
神奈川県立循環器呼吸器病センター呼吸器内科

日呼吸誌, 2(2): 139-142, 2013

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