リンパ球増殖試験で診断したフクロウによる蕁麻疹合併鳥関連過敏性肺炎
金城 和美a 寺下 智美a,* 河野 祐子a 松本 正孝a 高月 清宣a 岡 昌宏b
a北播磨総合医療センター呼吸器内科
b同 皮膚科
*現所属:甲南医療センター呼吸器内科
鳥関連過敏性肺炎は鳥関連蛋白抗原を反復吸入することにより発症する.原因抗原を特定する方法としてリンパ球増殖試験が有用であるが,その検査の方法に関して確立されたものはない.症例は49歳女性.9年前よりフクロウを飼育していた.3ヶ月前から徐々に,呼吸困難,乾性咳嗽,蕁麻疹が出現し入院した.入院後これらの症状は速やかに改善し,フクロウ羽毛で作成した抽出液に対するリンパ球増殖試験が陽性であった.今回,リンパ球増殖試験が診断に有用であった,蕁麻疹を合併したフクロウによる鳥関連過敏性肺炎を経験したため報告する.
鳥関連過敏性肺炎 リンパ球増殖試験 フクロウ 間質性肺炎 蕁麻疹
Received 11 Nov 2021 / Accepted 24 Jan 2022
金城 和美
〒675–1392 兵庫県小野市市場町926–250
北播磨総合医療センター呼吸器内科
日呼吸誌, 11(3): 139-142, 2022