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書誌情報

原著

急性期病院における高齢者肺炎患者108例の退院時ADL能力に影響する因子の検討

村川 勇一a 南木 伸基b 宮崎慎二郎c 堀  竜馬a 名出 美紀a 金地 伸拓d 

aさぬき市民病院リハビリテーション技術科
b同 呼吸器内科
cKKR高松病院リハビリテーションセンター
d香川大学医学部血液・免疫・呼吸器内科学

要旨

急性期病院へ入院となった高齢肺炎患者108人を対象に退院時Barthel index(BI)に影響する因子を明らかにし,各因子のカットオフ値を検討した.その結果,退院時BIに影響する因子として経口・経腸栄養開始日数(カットオフ値:1.0日),開始時BI(カットオフ値:50.0点),歩行開始日数(カットオフ値:5.0日)が関連していた.高齢者肺炎の治療として抗菌薬を用いた薬物療法のみならず,早期からの栄養療法や呼吸リハビリテーションの非薬物療法も重要である.

キーワード

高齢者肺炎 退院時ADL(activities of daily living)能力 栄養開始日数 呼吸リハビリテーション 歩行開始日数 

Received 12 Dec 2020 / Accepted 17 Feb 2021
南木 伸基
〒769–2393 香川県さぬき市寒川町石田東甲387–1
さぬき市民病院リハビリテーション技術科

日呼吸誌, 10(3): 212-218, 2021

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