
Aggregatibacter aphrophilusによる肺化膿症の1例
千葉市立青葉病院呼吸器内科
76歳,男性.喀血を契機に右S10の腫瘤影を指摘された.CTガイド下穿刺吸引で褐色の膿性分泌物が採取され,塗抹で多数の白血球とグラム陰性桿菌が認められた.分離されたグラム陰性桿菌は16S rRNA塩基配列解析でAggregatibacter aphrophilusと同定され,これより肺化膿症の診断で抗菌薬治療を開始して腫瘤影は縮小した.本菌は感染性心内膜炎の原因菌として知られているが,呼吸器感染症の原因菌として分離されることはまれであり,我が国第1例として報告する.
肺化膿症 Aggregatibacter aphrophilus
Received 1 Feb 2015 / Accepted 6 Mar 2015
連絡先:瀧口 恭男
〒260-0852 千葉県千葉市中央区青葉町1273-2
千葉市立青葉病院呼吸器内科
日呼吸誌, 4(4): 309-312, 2015