経皮的ドレナージと抗真菌薬投与で改善したアスペルギルスによる感染性肺嚢胞の1例
町田市民病院呼吸器科
肺結核治療歴のある63歳,男性.発熱を主訴に受診し,感染性肺嚢胞の診断で入院となった.抗菌薬による加療を行うも改善がなく,第26病日に経皮的ドレナージを施行し嚢胞内の洗浄を開始した.その後,嚢胞内の貯留液体からアルペルギルス属が検出されたため,抗真菌薬の併用投与を行い改善した.
肺アスペルギルス症 感染性肺嚢胞 経皮的ドレナージ 抗真菌薬 併用療法
Received 19 May 2014 / Accepted 7 Jul 2014
連絡先:小林 謙太郎
〒194-0023 東京都町田市旭町2-15-41
町田市民病院呼吸器科
日呼吸誌, 3(6): 823-826, 2014