Mycoplasma pneumoniaeとChlamydophila pneumoniaeの重複感染による肺炎
川崎医科大学附属川崎病院総合内科学1
Mycoplasma pneumoniaeとChlamydophila pneumoniaeの重複感染による肺炎を4例経験し,その臨床像を検討した.症例は,若年成人(19歳・男性,24歳・女性,34歳・女性,36歳・女性)に発症し,基礎疾患は認めず,頑固な咳嗽があり,末梢血白血球数が10,000/μl未満であるが,胸部聴診でcoarse cracklesを聴取し,喀痰を認めるという臨床症状を呈した.胸部画像所見は,周囲にすりガラス陰影を伴う浸潤影を認め,小葉中心性粒状陰影や気管支壁肥厚もみられた.
マイコプラズマ肺炎 クラミドフィラ・ニューモニエ肺炎 重複感染
Received 2 Jul 2014 / Accepted 18 Aug 2014
連絡先:沖本 二郎
〒700-8505 岡山市北区中山下2-1-80
川崎医科大学附属川崎病院総合内科学1
日呼吸誌, 3(6): 789-793, 2014