肺水腫様の特異な画像所見を呈したびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫の1例
中島 啓a 末永 孝生b 山本 紘輝a 高井 基央a 杉原 裕基b 青島 正大a
a亀田総合病院呼吸器内科
b同 血液腫瘍内科
症例は73歳,女性.呼吸困難で亀田総合病院受診,胸部画像検査で肺水腫様浸潤影を認め,positron emission tomography(PET)/computed tomography(CT)では,左耳下,両側頸部リンパ節,肺野の蝶形浸潤影,膵体部,右腎臓,左尿管,尿管近傍リンパ節にstandardized uptake value(SUV)3.71~17.02の異常集積を認めた.左耳下皮下結節の生検で,びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫の診断となり,化学療法により完全寛解.
Received 20 Oct 2013 / Accepted 17 Jan 2014
連絡先:中島 啓
〒296-8602 千葉県鴨川市東町929
亀田総合病院呼吸器内科
日呼吸誌, 3(3): 451-456, 2014